大阪城豊臣石垣館建設に伴い、徳川期の石組溝の一部復元と周辺整備工事を行いました。
金蔵を取り囲む塀の基礎と考えられている石列・石組み溝の一部復元作業では、一時的に撤去されていた遺構石材に加え、欠損部には瀬戸内産花崗岩で補充しています。今回石列と石組み溝の石材は元の位置に戻していますが、控え柱の表示は約40㎝上に復元しています。
黒い部分は柱穴跡、真ん中の茶色い部分は柱痕を示しています。
豊臣石垣館東側の雁木の据え直し作業では、背面整備と欠損箇所には新補材を据付しました。
施工前
施工後